音楽に合わせて、プロジェクターから私と、私の旦那様の小さい頃の写真が映し出された。今日一番楽しみにしていた、この時間。そう、結婚式での二人の紹介。旦那様のパソコンが得意なお友達に頼んで、この日のために編集してもらった。もちろん、初めて見る。ぶっつけ本番で少し不安もあったけど、悪いことはかかない奴だから大丈夫だよ、という旦那様の言葉を信じて、確認することはしなかった。
プロジェクターから映し出される私と旦那様の写真が次から次へと、大きなスクリーンに映し出される。音楽も去ることながら、映像処理がとっても可愛らしくて、思わず笑顔になった。しかし、自分の顔がここまで大きく映し出されると、何だか気持ち悪いというか恥ずかしい。出来ることならあまり見せたくない。スクリーンに映っているもののあまりの画像のきれいさに、私の肌が荒れているのもちゃっかり映しちゃうんじゃないだろうか、と心配もしてしまう。そんな私の写真には、かわいい、とか天使のような笑顔とか、恥ずかしいコメントが満載だった。
一方、旦那様の方には、悪ガキだっただの、悪魔の微笑みだの、散々なコメントが添えられている。それでもお友達の温かい心遣いがわかって、終わる頃には涙が流れていた。プロジェクターがない時代だったら、きっと司会の人が読むだけで終わっていただろう私たち二人の紹介。プロジェクターのおかげで、こんなに素敵な時間になった。プロジェクターにもそうだけどお友達には本当に感謝だった。